2005年11月に製作した初代空中タオルかごは,プーリーに真鍮引分(しんちゅうひきわけ)という金具を使用していました。
3年間使っているうちに動きが硬くなったので,今回は,安くて軽いキャスターを改造・流用します。
本式の滑車は,船舶用品として販売されており高価です。「真鍮引分も入手困難だ」とのメールも頂いておりましたので,キャスター改造にチャレンジしてみたところです。
ゴム製キャスターを木片に固定して, | 金属切断砥石のディスク(厚2mm)を, | キャスターのゴムにそっと当てると, |
キャスターも高速回転して, | きれいな同心円の溝が削れていきます。 | ロープ(径5mm)に合う深さになったら完成。 |
グラインダーをキャスターに当てても,一緒にカラまわりするばかりで,削れないのじゃないかと思われがちですが,ちゃんとできます。
キャスターの軸には少さいながらも摩擦抵抗があり,回転速度に差が生じて,削れていくのです。
タオルとバランスさせる錘(おもり)は,塩ビ管(内径80mm)に対応した「継手」と「端部ソケット」を組み合わせて作りました。
タオルの重量と錘を厳密にバランスさせる必要はありません。滑車とロープに適度な摩擦があるので,大体でOK。
おもりの中身は釣り用の鉛玉。これで約3.5Kg | 重量の調整は,ネジ式の端部ソケットを開き,鉛玉を出し入れして行います。 | ソケットの上部にも滑車。 |
弾力のある金属板をストッパーに用いたのには理由があります。
勢いよく上がってきたカゴの衝撃力を金属板で吸収しなげば,ロープがプーリーから脱線してしまうからです。
金属の薄板を | このように加工して | ストッパーとします。 |
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