この作品では,プレナー(カンナ)加工済みの杉板を,そのままルーバー(羽根)に使用しました。既製品を利用することで楽ができ,騒音も発生しません。
でも製材品には品質のバラつきがありますので,必要数の倍程度の板を買ってくるコストはかかりますね。
プレナー加工済みの板は束で売っています。 | 当然,節穴ありの板や反ったものも混在。 | この中から節のない真っ直ぐな材を厳選して,面取り加工しました。 |
羽根はできるだけ薄いほうがいいので板厚は10ミリ。これに取付けるタッピングビスの軸径は5ミリ。無理に差せば羽根が割れてしまいます。
そこで,5ミリ厚の板片を2枚挟んで接着し,合計20ミリに増厚しました。
厚さ5ミリ,30ミリ角の板片(ヒノキ)を, | 強固に接着。 | このくらい十分な肉厚があれば,割れる心配はありません |
天気のいい日,板に塗料を塗った後,その両端を支持して太陽にさらしておけば,板全体がユックリと下にたわみます。
たぶん,木が塗料の油を吸って柔らかくなったところへ,太陽の熱が加わるので曲がりやすくなるのでしょう。
これを利用して,反りを矯正することができました。
朝,塗装し,凸面を上にして乾燥させておきますが, | 水平を通り越して下に凹まないよう,数時間おきに監視する必要があります。 | 油性塗料の作業が中断するとき,ハケを水に浸しておけば固まりません。水と油なので混じることもなく空気と遮断されるので。(小ネタ) |
沈みが足らないときは,このように力をかけて直しました。 | 軸金具のソケットとタッピングビスと取付けて, | 最終的な22枚のルーバーが完成。 |
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