ウッディモリタのDIYフィールド > 木材と塗料の耐久レース > 中間報告 > 2016/12/03【10年】

10年目 (2016/12/03)

終了と続行

ついに10年を経過したこの実験に,新たな展開がありました。

まず,8年目に実験場に行ってみると,サンプルデッキがなくなっていました。これにより,当初の木材と塗料の耐久レースは7年で終了しました。

しかし,ハードウッドについては,実験用のサンプルを切り出した後の板を,実験開始と同時に,自宅の物置の屋根に並べて暴露していました。

レースは,このオリジナルの5本を使って続行します。

ハードウッドの順位変動

7年目のレポートでは,イタウバを1位にランクしていましたが,これは汚れの面で力尽き,結果としてウリンが並びました。

ハードウッドといっても,しょせんは木。10年も経つと紫外線の影響で,表面が墓石みたいになります。過度の期待はできませんね。

家庭用ウッドデッキに最適なハードウッド ランキング

木材 割れ ササクレ 汚れ 単価 総合評価 コメント
サイプレス × × 10年で欠損する。これはハードウッドではなく,普通の木材。
イタウバ × 7年まではきれいだが,その後は他と変わらない。値段は少し安い。
セランガンバツー × 表面がササクレてくるのが難点。
ウリン 初期は赤茶色の液を出す。値段は少し高い。でも長期に耐えそう。
イペ × × 値段が高い。
「家庭用」という観点でコストパフォーマンスを評価しました。当然,今後の実験結果で変わることもあります。

論より証拠

画像をマウスでワン・クリックすると拡大します。じっくりとご覧ください。

裏面
手前の木片は,2006年の実験開始時に切り取って室内で保管していたテストピース
表面
右から2番目のウリンは木の感触を残しています。他の木はダメですね。
サイプレスの欠損
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