ついに10年を経過したこの実験に,新たな展開がありました。
まず,8年目に実験場に行ってみると,サンプルデッキがなくなっていました。これにより,当初の木材と塗料の耐久レースは7年で終了しました。
しかし,ハードウッドについては,実験用のサンプルを切り出した後の板を,実験開始と同時に,自宅の物置の屋根に並べて暴露していました。
レースは,このオリジナルの5本を使って続行します。
7年目のレポートでは,イタウバを1位にランクしていましたが,これは汚れの面で力尽き,結果としてウリンが並びました。
ハードウッドといっても,しょせんは木。10年も経つと紫外線の影響で,表面が墓石みたいになります。過度の期待はできませんね。
木材 | 割れ | ササクレ | 汚れ | 単価 | 総合評価 | コメント |
---|---|---|---|---|---|---|
サイプレス | × | × | 10年で欠損する。これはハードウッドではなく,普通の木材。 | |||
イタウバ | △ | △ | × | ○ | B | 7年まではきれいだが,その後は他と変わらない。値段は少し安い。 |
セランガンバツー | △ | × | 表面がササクレてくるのが難点。 | |||
ウリン | △ | △ | △ | △ | B | 初期は赤茶色の液を出す。値段は少し高い。でも長期に耐えそう。 |
イペ | △ | △ | × | × | 値段が高い。 |
「家庭用」という観点でコストパフォーマンスを評価しました。当然,今後の実験結果で変わることもあります。
画像をマウスでワン・クリックすると拡大します。じっくりとご覧ください。
裏面 手前の木片は,2006年の実験開始時に切り取って室内で保管していたテストピース |
表面 右から2番目のウリンは木の感触を残しています。他の木はダメですね。 |
サイプレスの欠損 | |
【ウッディモリタのDIYフィールド】トップページへもどる このページのトップへ↑
←画面の左にメニューバーが見えないときは,ここ をクリックしてください。木材と塗料の耐久レースのトップページへ移動します。