夏の船内環境を考え,断熱効果を狙って,甲板は中空二層構造としました。
表層が太陽に照らされて熱くなっても,熱気は下に伝わらず,右舷から外に自然排気されます。
左舷の給気口 | 右舷の排気口 |
盛夏の2008年7月13日12時,船室内外の温度を測ってみました。
甲板の表面は,裸足ではとても歩けない温度ですが,船内の天井は人肌程度。
設計どおり断熱され,熱風が中空内部を抜けています。空気と木が良質の断熱材であることを再認識しました。
アメダス気象データ ・・・ 気温29.4℃,南の風 3m/s,快晴,日照時間0.9,湿度65%
表面温度は50℃を軽く振り切れて,計測不能 | 甲板の中空内部は,47℃ | 船内の天井表面は,36℃ |
甲板の防水に関しては,次の対策を講じました。
@塗料は,防虫防腐剤が添加されたステイン系のうち,撥水性のものを使用。
A木材の乾燥収縮によって開いてきた継手部分は,木工パテで充填。
B最近開発された屋外用(耐紫外線)ウレタンニスを表層に塗布して,仕上げコーティング。
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