実験開始から6年が経ちました。サンプルデッキの表面は,1年前と比較しても変化がみられません。
でも,裏面では木材腐朽菌とのバトルがあり,木力(きぢから)が明暗を分けました。下の画像をご覧ください。
1年前にSPFのC0〜C2にとりついた木材腐朽菌は横方向へ繁殖を続け,C4の一部まで達していました。
C1〜3は,ちょっと触れただけで,ポロリと脱落しました。もう限界ですね。
紫外線があたらない裏面はほとんど劣化していません。6年前の文字も鮮明です。
左から,ウエスタンレッドシダーA列,ウエスタンレッドシダーB列,スプルーフ・パイン・ファーC列,ハードウッドD列。 | 逆方向から撮影したもの。 |
木材腐朽菌は,コーススレッドが打ち込まれた部分に巣食っています。 | コーススレッドの位置は,この写真に示すとおり,6ヶ所。 |
SPF(スプルーフ・パイン・ファー)は,ウッドデッキの主要材に適さないことがはっきりしました。
今後のレースの見どころは,ウエスタンレッドシダーの耐久力は何年か,ハードウッドと差がでるのはいつか,ハードウッド間の優劣比較,というところですかね。
ウエスタンレッドシダーの裏面に塗装をしたA列(A0〜A10)と,しなかったB列(B0〜B10)で,今後,差が現れるかどうかについても,引き続き観察したいと思います。
【ウッディモリタのDIYフィールド】トップページへもどる このページのトップへ↑ 次のページへ
←画面の左にメニューバーが見えないときは,ここ をクリックしてください。木材と塗料の耐久レースのトップページへ移動します。