ウッドデッキの床を水平にして作っていたのは過去のこと。これからのウッドデッキには床に1パーセントの勾配をつけましょう。
勾配があれば,雨水が溜らない気持ちのいいデッキになりますし,木も長持ちします。
床面を傾けると落ち着かない?歩きにくい?等々の心配があるかもしれませんが,それらは杞憂です。
なぜかっていうと・・・
水が自力で流れるギリギリ緩い勾配は0.5%です。自然流下式の下水道管は,この傾きでちゃんと汚水を流しています。
道路の歩道には,歩く方向と直角方向に,左か右に2%の勾配がついています。でも,ほとんどの人は気づきません。
0.5%と2%の中間の1%は「水はさらっと流れてゆくけど,傾いていることが全く感じられない」という絶妙の勾配。
「屋外」のウッドデッキにつける床勾配は1%がベスト,というのはこういう訳です。
ちなみに1%の勾配とは,下図のように水平距離の1に対して100分の1下がる傾きをいいます。
1メートルの板を渡して,わずか1センチ,すなわち指1本分だけ下げればいいんです。
デッキに勾配をつける設計をすると,たしかに根太と床材との間に隙間ができることになります。例えば,2バイ材(厚さ40ミリ)の根太の上に床板を載せた場合,上手側の隙間は0.4ミリになります。
でも特に何もしなくていいです。
床板は完全な直線ではなくて微妙にゆがんでいることと,木には弾力があって接触部分が適当につぶれるので,上の隙間はなくなります。
私のデッキ床には1%の勾配をつけてあります。
その効果を確かめるために,雨上がりの同時刻に2つのデッキを撮ってみたところ・・・(2006/5/20 8:30)
こちらがマイデッキ。この写真の左から右に向かって1%の勾配がついており,雨が上がったらすぐ歩けます。 | こちらはモデルハウスのデッキ。プロの大工が施工して「完全な水平」になっているため,かえって水が引きません。 |
ついでに,わたしは幕板を張りませんでした。床板が根太を超えて外へ突き出す形になっています。
ウッドデッキの作り方の市販本のなかには「床板の木口は幕板で隠しましょう」と解説しているものもありますが,私はその必要はないと思いますね。
木口を見せたほうが野趣があってウッドデッキらしいし,下写真のように雨水をさらりと逃がしてくれます。
木材を長持ちさせるコツは,水を逃がして,乾燥させること,ですもんね。
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