家の中から外に向かって床板を張る方法を「縦張り」といいます。左右方向に張れば「横張り」といいます。
どちらを選ぶかは各人の好みで分かれるところですが,私は次の3つのメリットで「縦張り」にしました。
板材を継がないで床を仕上げようとすれば必然的に縦張りとなります。
現在,2×6材は14フィート(=4.2m)の長尺物まで流通していますので,縦張りにするとかなり広いデッキでも継ぎ目なしで張れます。
完成したデッキを室内から見ると「奥行き感」がでて,リビングからの続き間のような雰囲気になりますね。
継ぎ目なしの縦張り | 畳と段差フリーの仕上げ | 船の甲板(デッキ)でビールを飲む,の図 |
床面に勾配をつけようとすると「縦張り」が断然有利なんです。
なぜかというと,床板は乾燥すると下図のように変形します。【A】のように上に凸となるか【C】のようにフラットであればいいんですが,材の条件(表面の節,欠け,汚れ,木目の美しさなど)で【B】を使うこともあります。
で,最悪,【B】の材を使った場合でも,縦方向(水色矢印)に勾配があれば,デッキに水が溜まりません。だから「縦張り」が有利ということです。
【A】 | 【B】 | 【C】 | 【D】 |
完成後4年経過(2008年6月5日撮影) |
家の南側にウッドデッキを設置した場合,縦張りにしてあると,左の写真のように太陽の光が1日に1回,床板の隙間を抜けて床下まで届きます。 時間は短いけど毎日! 日光で床下部分が乾燥するだけでなく,紫外線の殺菌力で床板と根太が腐り難くなると思いますね。 横張りにしたら,ずう〜と日陰のまま・・・もったいない。 |
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