2009年4月,ウッドデッキの柱と木製フェンスの接触面に,木材腐朽菌 がとりついて柱の一部を腐蝕しているのを発見しました。
この木製フェンスを取り付けたのは,デッキ完成後1年経った2005年3月のこと。約4年間でこうなったのです。
木製フェンスをメンテ塗装しようと, | 外したついでに,柱の板を触ってみると, | 様子が変なので,コーススレッドを抜いたら, |
こんなことになっていました。 | 典型的な白色木材腐朽菌のしわざです。 | 深いところでは2cm,腐蝕されていました。 |
取り急ぎ,手持ちのキシラデコールを用意し, | 割れ目にハケをあてて染み込ませ, | さらにドリルで, |
細い穴を数多く開け, | 時間をかけて浸透させました。 | ようやく,塗料が内部にまわったところ。 |
こんどは,柱から離して取り付けましたよ。 | 最初から,こうやっとけば良かった。 | リフレッシュ!(2009/04/19) |
腐朽菌は,適度な水分がある箇所で繁殖します。木材が面と面で接する部分に水がかかると,なかなか乾燥しません。
ですから,木と木の接合部はなるべく点接触にして,かかった水が自然と抜けるような構造にすべきでしょう。
今回,腐朽菌が繁殖した中心部は,コーススレッドを打ち込んだ3か所でした。
腐朽菌がコーススレッドと木材の隙間を伝って,木材内部に入り込んだのかもしれません。
「雨がかかる部分に」コーススレッドを打ち込む場合,下穴 をあけるのは止めたほうがいいと思います。
デッキの床板を上からコーススレッドで留めるのは,水分と腐朽菌の両方を呼び込むことになります。
何度もいいますが,下から 留めましょう。
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